横浜市幼稚園協会

子育て応援団 〜絵本の散歩道〜

NO.274 『オオカミがやってきた!』
うちだちえ 作/山口 マオ 絵/童心社

 
子どもたちが大好きな「わにわに」シリーズの絵本、その絵を描いているのが山口マオさんです。

ある日、そのマオさんが描いたこの絵本に巡り合い、幼稚園の子どもたちや孫たちに読み聞かせをしました。

 “渡されたテキスト(文章)のおもしろさを最大限に引き出すように絵を描いています。まずは自分でおもしろがり、おもしろいと感じた部分を絵にしていきます。

ひつじ村をどう描くか、ひつじが草を運んだり、畑を耕したり人間の暮らしをなぞらえながらひつじたちが生活を楽しんでいる雰囲気を描きました”山口マオさんはこのように思って絵本作りをしています。

 山のふもとのひつじの村、力を合わせてくらすひつじたち。そこへやってきたのはおなかをすかせた1ぴきのオオカミ。ひつじたちは二度とオオカミが村にやってこないように知恵を絞ります。

オオカミをこらしめるために徹したひつじたちの姿、それに恐れをなすオオカミ。子どもたちみんなが喜ぶ、それは楽しい1冊です。

文章を書いたうちだちえさんはこの絵本で「絵本テキスト優秀賞」を受賞しました。
どうぞ、お子さんと一緒に読んでみてください。 (go)

オオカミがやってきた!

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