NO.269 『まちには いろんな かおが いて』
佐々木マキ 文・写真 福音館書店
何気なく街中を歩く。普段は気がつかなくても、よく見ると顔のように見えてくる。そういうことはありませんか?
私のいえのトイレの壁紙は、細かいお花の模様です。小さい頃にじっと見ていると、お花が口を大きくあけた不気味な顔に見えてきて、泣いたことをこの絵本を読んで思い出しました。今でもじっとみていると、こちらを睨んでいるように見えてきます。
年長児は、ひとつひとつの顔を見ては無言で頷く子どもが多く、すぐに共感してもらいました。年中時は、「え?どれが顔なの?」と大勢の読み聞かせではなかなか見えてこない様子でしたが、少人数でじっくり読んでいくと「先生!これ、顔にみえてきた!!」とキラキラした顔で伝えにきました。ちなみに私のおすすめ顔は、ゾウの顔とモアイ像の顔です♪