横浜市幼稚園協会

子育て応援団 〜絵本の散歩道〜

NO.214  『ねぇ、どれが いい?』

ジョン・バーニンガムさく

まつかわ まゆみ やく

評論社

もしもだよ、きみんちの まわりが かわるとしたら、

こうずいと、おおゆきと、ジャングルと ねえ、どれが いい?

 

もしさ、ぞうに おふろの おゆを のまれちゃう、

わしに ごはんを たべられちゃう、

ぶたに ふくを きられちゃう、

カバに ベッドを とられちゃうとしたら、ねえ、どれが いい?

 

「続々くりだされる ありえな〜い選択!?」(絵本の帯から)をせまられるこどもたち。

 

どの どうぶつと くらしたい? 

おりの なかの ハツカネズミと、

きんぎょばちのサカナと、

とまりぎで オウムと、

こやの なかで ウサギと、

とりごやの ニワトリと、

いぬごやで イヌと。

絵の子どものサイズは動物と同じか少し小さめで、一緒に暮らしているように描かれています。この描き方ではどれもいいなと思ってしまいますが、やはり子どもは即決します。

 

 この絵本の魅力は何と言っても質問が予想外なことと絵のすばらしさ。
読み聞かせの時にどんどん会話が広がる絵本なので、最終ページの「そんなことより もしかして ほんとうは、もう じぶんのベッドで ねむりたい?」で終わるのはちょっと残念です。(具)

ねぇ、どれが いい?

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