横浜市幼稚園協会

子育て応援団 〜絵本の散歩道〜

NO.164  『 光の旅 かげの旅 』
作 アン・ジョナス   訳 内海まお  評論社

表紙も中の絵も白黒の世界

景色や町並みを光と影で表現してあります。
版画のようにも描かれているページもあり、不思議と白黒で描かれた絵に見入ってしまいます。
そんな絵を見ながら読み進めていくと、すっかり自分が旅している気分になってきます。最後に旅が終わると「本をさかさまにしてごらん!」との文字が。

実はこの絵本、読み終わってからひっくり返すと…またお話が始まるのです。はじめに描かれていた絵が、ひっくり返して見ることによって違う風景に見えるのです。
何だかまるで手品みたいですよね!!
子どもはこんな不思議が大好きです。
読み終わってから『どうなっているの?』と興味津々で絵本を何回も見ています。
白と黒だからこそ表せるこのしかけ。
どんな風に見えて変わるかは絵本を開いてからのお楽しみです!!

光の旅 かげの旅

光の旅 かげの旅

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