横浜市幼稚園協会

子育て応援団 〜絵本の散歩道〜

NO.102  『 まあちゃんのながいかみ 』
たかどのほうこ さく  福音館書店

長い髪の友だちが「せなかが ぜんぶかくれるくらい かみをのばす」と話をしているのを聞いて「なーんだ あんたたちたったそれしかのばさないの あたしなんかね もっとずーとのばすんだから」と短いおかっぱ頭のまあちゃんが負けずに言い出します。そして、そののばした長い髪の毛で、いろいろ楽しいことを考えては友だちに話して聞かせます。ありえないことばかりで最初は半信半疑になっていた友だちも、まあちゃんのパワーあふれる想像力に押されて、最後は「それっていいかも」と納得してしまう所がおもしろいです。

「わたしだったら〜」といろいろなイメージがふくらんで。それが本当にそうなると信じているまあちゃん。子どもなら誰もが持っている大胆な想像力を私はとてもうらやましく思いました。私が子どもだった頃まあちゃんには負けないくらいの想像力を持っていて、きっとそれを楽しみながら幼い日々を過ごしていたはず。

ちょぴり子どもの頃の想像力をなつかしみながらそれでも、大人になった今の想像力もそんなにすてたもんじゃないと思っている私です。

まあちゃんの髪 はやくのびるといいな・・・。 (ぽ) 

まあちゃんのながいかみ

まあちゃんのながいかみ

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