NO.184 『 しんせつなともだち 』
ふぁん いーちゅん/作 君島久子/訳 村山知義/画
ある雪の降る日、こうさぎは食べるものがなくなり探しに出かけました。そこでかぶを二つ見つけ、一つは食べてもう一つは残しておきました。「ゆきがこんなにふって、とてもさむい。ろばさんは、きっとたべものがないでしょう。このかぶをもっていってあげましょう」とろばの家にそっと置いておくことに。ろばはかぶに気付き「これはどこからきたのかしら」「やぎさんはきっとたべものがなんにもないでしょう。このかぶをもっていってあげましょう」とこやぎの家へ。そしてこやぎはしかへ・・・しかは誰に渡し、かぶはどこまでいくのでしょう。
子どもたちと一緒に絵本を見ていると、「動物さんたち優しいね」「おなか減っちゃうのにね」と言う子や、「かぶどこまでいくのかなー」とわくわくしている子どもも居て、思い思いに受け止めているよう感じられました。
この絵本のように自分のことより相手の気持ちを考えられることはとても大切なことですよね。
子ども達にも、このこうさぎたちのような気持ちを持ってもらいたいという思いを伝えられたらなとこの絵本を紹介しました。
ぜひ、子どもに読んであげてほしい一冊です。MK